製品情報

Achieva-CS Standard Ver2.0へバージョンアップ

昨年新発売した、All-in-One自動培養装置 Achieva-CS Standardに、新機能が追加されたVer2.0が完成しました。

培養環境をよりコントロールしやすく、CO2パラメータや温度等の詳細設定・制御が可能になります。

異なる培養液を25%ずつ置き換えて順化培養が可能となる機能および専用プロトコルを追加。

モニタリング機能は、新・遠隔モニタリングアプリの開発により、ユーザーフレンドリーなUIへ変更し、専用ポケットWIFIによる専用サーバを介した遠隔操作・モニタリング・警告メール機能を採用(有償オプション)。

 

Ver1.0         =>   新機能Ver2.0

・CO2ガス制御機構        CO2ガス制御機構         

 簡易制御機構          多設定PID制御機構

                 +培養コマンド毎もしくは培養ステージに応じて任意の濃度(5.0ー8.0)を設定可能

 

・ボトル容器温度センサー     ボトル容器温度センサー

 IR値測定及び表示        IR値測定及び演算(多点移動平均法)による表示

                 警告機能(上限及び下限設定)

 

・排液センサー          排液センサー

 ON-OFF感知          ON-OFF感知+限界時間設定

 

・温度設定(プロトコル内一定)  温度設定(一定+各コマンド毎に自由設定可能)

 

・順化培養機能なし        順化培養機能・専用プロトコル追加

 

・簡易モニタリング機能      新モニタリングアプリによる遠隔操作・モニタリング・警告メール・ログ抽出機能

 

2024年01月04日

Achieva-CS Standard(超小型オールインワン装置) が新発売!

不織布培養の良いところはそのままに、クリニック等でも使いやすい、シングルボトルタイプの自動培養装置が完成しました。

処理量は10億個迄(間葉系幹細胞)を維持し、ほぼ新聞紙片面と同サイズの小型化(同処理量では世界最小最軽量の45kg)を実現。

不織布足場を用いて組織から幹細胞を回収し初代培養する工程にも活用することで、従来の煩雑な手作業を圧倒的に軽減することができる不織布初代培養機能(簡易インキュベータ)を搭載。これ一台さえあれば、実用的な自動培養が可能です。

タッチパネルに表示される標準画面や培養進捗情報もさらに見やすくユーザーフレンドリーな仕様となっています。もちろんWIFI遠隔監視・操作機能もあり、培養技術者の負担を大幅に軽減します。

 

2023年10/11よりパシフィコ横浜で開催される再生医療JAPAN(JHVSブースNo.V75)にて初お披露目致しました。従来型のダブルボトルシステムの装置(Achieva-CS Premium)も展示いたしますので、ご比較が可能です。

ご予約も同日より開始致しますので、この機会にぜひ実機をご確認下さい。培養デモもブースにて都度実施いたします。

 

2023年10月30日

Achieva-CS Ver2.2へバージョンアップしました。

自動培養装置Achieva-CS は、ユーザーの要望にお応えし、以下の点でバージョンアップ致しました。

 

①さらに簡単に分かりやすく(進行状況の見える化、温度上限警報機能)

②液量設定の自由度拡大(センサー位置無段階調整可能)

③庫内カメラ追加による状態観察(遠隔モニタリング充実)

④10^10超大量培養に対応した装置外連結ポート(培地・洗浄液用)増設

⑤軽量化

 

 

皆様に分かりやすく簡単にご使用いただける様、これからもバージョンアップしてまいります。

(購入後1年以内、かつ、WIFI接続環境にある装置、については、ご希望によりソフトウエアの無償バージョンアップ対応致します。)

2022年02月01日

培養上清・エクソソーム関連製品

間葉系幹細胞(MSC)を用いた細胞治療が、再生医療等安全性確保法に基づき実施されています。細胞治療において、投与されたMSCは悪くなった細胞と置き換わる(細胞置換療法)わけではないため、MSCが放出するサイトカインやエクソソームと呼ばれる細胞外小胞内に含まれる情報伝達物質やタンパクが、それらの治療における効果の主役的な役割を果たすのではないか、と考えられつつあります。

 

MSCを増殖・培養させる過程において、これらの成分が放出され培養液中に含まれており、この培養上清液を治療に用いる試みが、美容系クリニックを中心に広まっています。しかしながら、細胞成分を含まないことからも、再生医療等安全性確保法のような適正な法整備が進んでおらず、内容や製造法が分からない外国製品であったり、既に流通している研究用市販製品等が、適切な方法や安全な成分の培養液によって製造された培養上清液ではないことへの懸念も高まっています。

当社においては、再生医療等安全性確保法に対応可能な自動培養装置及び閉鎖系培養キットによる、適切な材質・素材の細胞容器や不織布、チューブ類を構築しており、また、動物由来成分が含まれない完全無血清培地による標準キットを発売しております。これらを用いた培養後の細胞は核変異を来さず、また発熱物質となるエンドトキシン試験等でも陰性であることが確認されています。

 

また、当社技術による不織布を細胞足場とした三次元培養法においては、細胞1個当りのエクソソームの産生量が、大半で用いられている培養皿での二次元培養法と比較し、2倍以上多いことがわかってきました(特許技術)。また、脂肪幹細胞であれば、さらに2倍多くエクソソームを産生させる因子を発見しており(特許技術)、人手による、もしくは、通常培養法(2D)製造方法と比較し、約80倍のエクソソーム産生が可能となりました。


上記のフルステムの特許技術による製造法及びその産生物をエクソブーストと称し、これらを標準キットにした培養上清・エクソソーム製造用キット(エクソソーム増加回収液を含む)の発売を開始しました。

 

現在大量に研究用培養上清液を購入されている方、品質や安全性に懸念のある方、自己細胞由来の培養上清液治療を志向される方は、適切な自前製造での培養上清液にご期待をお持ちではありませんか?

当社の安全な成分にて培養および製造が可能であり、簡単操作の自動培養による高濃度・一定の品質のエクソソームを含む、大量かつ安価な培養上清液の製造を志向される方は、どうぞお問い合わせよりご要望下さいませ。

 

2021年08月13日
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