「不可能」を「簡単」に 再生医療をもっと身近に

 

幹細胞の高密度大量培養技術を専門とするバイオベンチャー

 

”安全 ・ 簡単 ・ 使いやすい”をテーマに、 クリニックでもお使い頂ける、安全、安価、コンパクトな培養装置や治療用の大量培養技術の開発および製品販売を行っています。 不織布足場を活用した次世代の幹細胞大量培養プラットフォーム技術を皆様にご提案致します。

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  • 社長からのメッセージ

                                  代表取締役社長

                                  千葉 俊明(再生医療認定医・医学博士)
  • 式会社フルステムは、2016年8月に創業しました。 再生医療は新規分野として、日進月歩で急速に成長する高度先端医学・医療のひとつです。再生医療の実現・発展のために、培養した細胞が治療用として品質が高く、安価で効率の良い幹細胞大量培養法の開発が求められています。
  • 私自身は、脳外科医として診療の傍ら、治せる神経医を目指して1999年から再生医学研究を開始し、様々な幹細胞を利用した培養・研究などを継続的に進めてきました。最近では再生医療としての細胞治療が行われるようになってきましたが、その多くの現場において直面したのは、患者1人の 1 治療分の幹細胞を得るために、数名の臨床培養士達が煩雑な作業による、たゆまない努力と苦労を重ねていたことでした。間違えが無いように緊張感をもって、数百枚の培養皿をすべて手作業で処理している現状を見て、今後の再生医療の普及や治療の一般化には、1人で安全・簡単に大量培養を行う方法が必要であると感じました。すでに市場にある自動培養装置は、非常に大型でかつ高額な装置が多く、誰もが手軽に購入したり、医療の現場で扱いやすい装置とは言えず、また、いち治療に必要な1x10^8個の細胞ですら得ることが能力的にも難しいことからも、細胞治療には用いられたことはありませんでした。 故に、今後の再生医療の普及や実現には、幹細胞用に特化しており、治療に十分な細胞量を確保できる新しい培養方法と共に、小型化と低価格化が求められていることは明らかです。その視点において、我々は不織布という足場素材を活用することで、効率化と小型化を実現することに成功し、結果として、大量かつ安価な培養方法を確立することが出来ました。
  • 不織布を細胞足場として用いる技術自体は意外と古くからあり、2000年頃からはワクチンや抗体の産生のために医薬品の大量製造技術として使用されていました。故に幹細胞の培養に活用するだけならばさほど難しくはありません。問題は不織布足場で育った細胞は、剥がせないというのが長年の通説だったからです。培養ができても剥がせなければ、細胞の品質も解析できませんし、もちろん本来の目的である治療用途のために細胞を回収できないのです。時間をかけて試行錯誤した特許技術の完成により、世界で初めて効率よく優しく剥がすことに成功したのをきっかけにフルステムを創業し、自動培養化および製品化へと一歩一歩つなげてきました。最近では不織布で育った細胞は、幹細胞としての質も良く、エクソソームや細胞外マトリックス(コラーゲンなど)の産生能が高いことが、我々の解析によりに明らかになっており、その良さも少しずつ認知されるようにもなってきました。
  • 不織布足場による、弊社が開発した高密度3D大量培養技術および回収法を利用すれば、たった1人での簡単操作で約10回分の治療用細胞(1x10^9個以上)の大量培養と回収が自動で可能となります。 「誰にとっても安全で使いやすく」をコンセプトに、最適な培養キット化やプロトコール設定を行い、装置とともに発売する経緯となりました。

    当社の開発技術を用いた臨床研究および治療や、治療用の細胞製造、エクソソーム製造を志向できるパートナー様を随時募集しております。
  • どうぞよろしくお願い致します

ニュース

2024年09月27日
JHVS・再生医療JAPAN2024にて、初代培養装置の初展示とブース出展
2024年08月30日
第三者割当増資を実施しました(カリーファンド)
2024年04月08日
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2024年03月19日
再生医療学会における展示会及びポスター発表について
2023年09月26日
不織布培養後の幹細胞産生物の解析サービス開始(10/1)のお知らせ
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