製品一覧

次世代大量培養装置 Achieva-CS

 

 *> 国産化(Ver.2完成)に伴い、こちらの販売とメンテナンスサービスは終了しました(R2 3.16)。

 *> 修理をご希望の場合は、お問合せよりご連絡下さい(基本的には、有償のVer.2交換対応となります)。

 

再生医療の未来を変える、フルステムの培養技術。

 

これまで不可能だった不織布培養からの細胞回収を実現した、世界初の三次元自動大量培養装置

 

(1)最大10⁹個の細胞数(人手培養の約10倍)を達成

(2)安全キャビネットに設置可能なサイズ

(3)Wi-Fiによる遠隔操作

 

Achieva-CSが採用した三次元培養では、細胞足場に不織布を使用しています。培養面積の高密度・省スペース化により、低コストかつ生体内環境に近い状態での大量培養が実現しました。専用の培養ボトルに注射器で細胞を入れて頂くだけで、培養工程の一括管理と品質の均一化が可能となりました。

細胞種ごとに最適化された培養プロトコルを使用し、液晶タッチパネル上で操作ができます。また、排出される培養液のモニタリングを行うことで、最適な細胞回収時期の予測ができます。

より高い清浄度の環境下での操作を想定し、安全キャビネット内に設置可能なサイズで設計されています。培養工程の自動化と安定した培養環境を同時に実現することで、これまで不可能であった、培養士への負担軽減と細胞製造におけるコストを最小限に抑えることが可能になりました。

 

仕様詳細に関しましては、お問い合わせください

※ 受注生産品・研究用 

※ 装置使用時、培養キットはフルステム社によって選定・検証されたキットをご使用ください

 

 

  希望小売価格:オープン価格
2018年04月04日

国産・新型大量培養装置 Achieva-CS ver.2 遂に発表!

安価でコンパクト、安全で使いやすい。これまでの利点はそのままに、より一層高いパフォーマンスと安定性を追求した新型モデルが完成! デモをご希望の方は、お問合せよりご連絡ください。

※本装置及びキットは研究用です。治療用途に使用することはできません。デジタルカタログはこちら

 

高品質の不織布足場材と不織布の特徴を最大限生かした高密度培養技術を活用し、効率の良い3次元培養の自動化に成功しました。

これまでは、複雑な足場材(不織布)に埋没する培養細胞を回収する有効な方法はなく、培養後の細胞を治療などに利用するのは不可能した。しかしフルステムが保有する「複雑足場材からの有効な細胞回収法」の革新的技術開発により、回収が可能なだけでなく、ボトル容器内にて培養された大量の幹細胞が、自動制御により、全量一括にて「簡単に」回収可能となりました。

できるだけ細胞へダメージを与えないよう最適化された幹細胞の回収技術と、人手作業による限界培養量の10倍の効率化を自動培養技術にて実現。手軽・安全・安価に最大1 x 10⁹個までの幹細胞の培養・回収が可能です。また、安全キャビネット内に設置可能なコンパクトサイズです。

シャンパンゴールド・ブラック・シルバー色の中から選択可能です。

 

2019年12月25日

三次元高密度大量培養(~10⁹)アチーバキット for 脂肪幹細胞

フルステムのオリジナル培養キットです。装置とセットでお使いいただけます。

 

ワクチン・抗体産生に10年来にわたって利用されてきた、バイオ医薬品製造用の高品質PET不織布や、医療用グレードのチューブや培養資材などで構成された「脂肪幹細胞大量培養キット(Single bottle type、Double bottle typeの培養・回収キット)」の販売を開始しました。血清培地 もしくは 無血清培地を選択できます。特殊細胞回収法利用を含む脂肪幹細胞に最適化された培養プロトコール、培地・酵素および培養資材(閉鎖式ボトル容器・チューブ類)で構成されたReady to Useの培養キットです。

独自の三次元高密度大量培養技術および細胞回収法に最適化された培地・酵素・培養資材等を用い、「安全に、安価で、ひとりで、使いやすく」 をテーマに開発を行いました。回収酵素および無血清培地は、動物由来成分を含まないリコンビナント蛋白等で構成され、三次元培養に最適化された高品質の培養・回収液です。回収用酵素は血清あり・なし、いずれの場合でも使用できます。

中小規模施設でも、治療に必要とされる10⁸個以上の脂肪幹細胞の大量培養が、たった1人でボトル1本で可能となり(10cmDish 250枚分以上に相当)、手軽にボトルまるごとの全量一括細胞回収が可能になりました。

注文単位:1箱(2ボトル= ~1x10⁹個培養分)、1個(1ボトル= ~5x10⁸個培養分)

※ 三次元高密度大量培養アチーバキット は、次世代型高密度培養装置アチーバ-CS専用の培養キットです。
※ 本キットのみでは適切な大量培養・細胞回収ができません。アチーバ-CSに適切にセットアップすることにより、キットでの培養と技術的精度を確保・維持する設計になっております。
※ 本キットは研究用であり、治療用途に使用する事はできません。

※仕様・価格等詳細はお問合せください。

2019年11月11日

培養上清・エクソソーム関連製品

間葉系幹細胞(MSC)を用いた細胞治療が、再生医療等安全性確保法に基づき実施されています。細胞治療において、投与されたMSCは悪くなった細胞と置き換わる(細胞置換療法)わけではないため、MSCが放出するサイトカインやエクソソームと呼ばれる細胞外小胞内に含まれる情報伝達物質やタンパクが、それらの治療における効果の主役的な役割を果たすのではないか、と考えられつつあります。

 

MSCを増殖・培養させる過程において、これらの成分が放出され培養液中に含まれており、この培養上清液を治療に用いる試みが、美容系クリニックを中心に広まっています。しかしながら、細胞成分を含まないことからも、再生医療等安全性確保法のような適正な法整備が進んでおらず、内容や製造法が分からない外国製品であったり、既に流通している研究用市販製品等が、適切な方法や安全な成分の培養液によって製造された培養上清液ではないことへの懸念も高まっています。

当社においては、再生医療等安全性確保法に対応可能な自動培養装置及び閉鎖系培養キットによる、適切な材質・素材の細胞容器や不織布、チューブ類を構築しており、また、動物由来成分が含まれない完全無血清培地による標準キットを発売しております。これらを用いた培養後の細胞は核変異を来さず、また発熱物質となるエンドトキシン試験等でも陰性であることが確認されています。

 

また、当社技術による不織布を細胞足場とした三次元培養法においては、細胞1個当りのエクソソームの産生量が、大半で用いられている培養皿での二次元培養法と比較し、2倍以上多いことがわかってきました(特許技術)。また、脂肪幹細胞であれば、さらに2倍多くエクソソームを産生させる因子を発見しており(特許技術)、人手による、もしくは、通常培養法(2D)製造方法と比較し、約80倍のエクソソーム産生が可能となりました。


上記のフルステムの特許技術による製造法及びその産生物をエクソブーストと称し、これらを標準キットにした培養上清・エクソソーム製造用キット(エクソソーム増加回収液を含む)の発売を開始しました。

 

現在大量に研究用培養上清液を購入されている方、品質や安全性に懸念のある方、自己細胞由来の培養上清液治療を志向される方は、適切な自前製造での培養上清液にご期待をお持ちではありませんか?

当社の安全な成分にて培養および製造が可能であり、簡単操作の自動培養による高濃度・一定の品質のエクソソームを含む、大量かつ安価な培養上清液の製造を志向される方は、どうぞお問い合わせよりご要望下さいませ。

 

2021年08月13日

Achieva-CS Ver2.2へバージョンアップしました。

自動培養装置Achieva-CS は、ユーザーの要望にお応えし、以下の点でバージョンアップ致しました。

 

①さらに簡単に分かりやすく(進行状況の見える化、温度上限警報機能)

②液量設定の自由度拡大(センサー位置無段階調整可能)

③庫内カメラ追加による状態観察(遠隔モニタリング充実)

④10^10超大量培養に対応した装置外連結ポート(培地・洗浄液用)増設

⑤軽量化

 

 

皆様に分かりやすく簡単にご使用いただける様、これからもバージョンアップしてまいります。

(購入後1年以内、かつ、WIFI接続環境にある装置、については、ご希望によりソフトウエアの無償バージョンアップ対応致します。)

2022年02月01日

Achieva-CS Standard(超小型オールインワン装置) が新発売!

不織布培養の良いところはそのままに、クリニック等でも使いやすい、シングルボトルタイプの自動培養装置が完成しました。

処理量は10億個迄(間葉系幹細胞)を維持し、ほぼ新聞紙片面と同サイズの小型化(同処理量では世界最小最軽量の45kg)を実現。

不織布足場を用いて組織から幹細胞を回収し初代培養する工程にも活用することで、従来の煩雑な手作業を圧倒的に軽減することができる不織布初代培養機能(簡易インキュベータ)を搭載。これ一台さえあれば、実用的な自動培養が可能です。

タッチパネルに表示される標準画面や培養進捗情報もさらに見やすくユーザーフレンドリーな仕様となっています。もちろんWIFI遠隔監視・操作機能もあり、培養技術者の負担を大幅に軽減します。

 

2023年10/11よりパシフィコ横浜で開催される再生医療JAPAN(JHVSブースNo.V75)にて初お披露目致しました。従来型のダブルボトルシステムの装置(Achieva-CS Premium)も展示いたしますので、ご比較が可能です。

ご予約も同日より開始致しますので、この機会にぜひ実機をご確認下さい。培養デモもブースにて都度実施いたします。

 

2023年10月30日

Achieva-CS Standard Ver2.0へバージョンアップ

昨年新発売した、All-in-One自動培養装置 Achieva-CS Standardに、新機能が追加されたVer2.0が完成しました。

培養環境をよりコントロールしやすく、CO2パラメータや温度等の詳細設定・制御が可能になります。

異なる培養液を25%ずつ置き換えて順化培養が可能となる機能および専用プロトコルを追加。

モニタリング機能は、新・遠隔モニタリングアプリの開発により、ユーザーフレンドリーなUIへ変更し、専用ポケットWIFIによる専用サーバを介した遠隔操作・モニタリング・警告メール機能を採用(有償オプション)。

 

Ver1.0         =>   新機能Ver2.0

・CO2ガス制御機構        CO2ガス制御機構         

 簡易制御機構          多設定PID制御機構

                 +培養コマンド毎もしくは培養ステージに応じて任意の濃度(5.0ー8.0)を設定可能

 

・ボトル容器温度センサー     ボトル容器温度センサー

 IR値測定及び表示        IR値測定及び演算(多点移動平均法)による表示

                 警告機能(上限及び下限設定)

 

・排液センサー          排液センサー

 ON-OFF感知          ON-OFF感知+限界時間設定

 

・温度設定(プロトコル内一定)  温度設定(一定+各コマンド毎に自由設定可能)

 

・順化培養機能なし        順化培養機能・専用プロトコル追加

 

・簡易モニタリング機能      新モニタリングアプリによる遠隔操作・モニタリング・警告メール・ログ抽出機能

 

2024年01月04日