培養上清・エクソソーム関連製品

間葉系幹細胞(MSC)を用いた細胞治療が、再生医療等安全性確保法に基づき実施されています。細胞治療において、投与されたMSCは悪くなった細胞と置き換わる(細胞置換療法)わけではないため、MSCが放出するサイトカインやエクソソームと呼ばれる細胞外小胞内に含まれる情報伝達物質やタンパクが、それらの治療における効果の主役的な役割を果たすのではないか、と考えられつつあります。

 

MSCを増殖・培養させる過程において、これらの成分が放出され培養液中に含まれており、この培養上清液を治療に用いる試みが、美容系クリニックを中心に広まっています。しかしながら、細胞成分を含まないことからも、再生医療等安全性確保法のような適正な法整備が進んでおらず、内容や製造法が分からない外国製品であったり、既に流通している研究用市販製品等が適切な方法や安全な成分の培養液によって製造された培養上清液ではないことへの懸念も高まっています。

当社においては、再生医療等安全性確保法に対応可能な自動培養装置及び閉鎖系培養キットとして、適切な材質・素材の細胞容器や不織布、チューブ類を構築しており、また、動物由来成分が含まれない完全無血清培地による標準キットを発売しております。これらを用いた培養後の細胞は核変異を来さず、また発熱物質となるエンドトキシン試験等でも陰性であることが確認されています。

 

また、当社技術による不織布を細胞足場とした三次元培養法においては、細胞1個当りのエクソソームの産生量が、培養皿を用いた二次元培養法と比較し、2倍以上多いことがわかってきました。また、脂肪幹細胞であれば、回収時に添加するだけでさらに2倍多くエクソソームを産生させる因子を発見(エクソブースト®)しており、人手による、もしくは、通常培養法(2D)製造方法と比較し、約80倍のエクソソーム産生が可能となりました。


上記の標準キットを用いた、培養上清・エクソソーム製造用キット(エクソブースト回収液を含む)の発売を開始しました。

 

現在大量に研究用培養上清液を購入されている方、品質や安全性に懸念のある方は、安価で簡単な自前製造での培養上清液にご期待をお持ちではありませんか?

当社の安全な成分にて培養および製造が可能であり、簡単操作の自動培養による一定の品質のエクソソームを含む、大量かつ安価な培養上清液の製造を志向される方は、どうぞお問い合わせよりご要望下さいませ。

 

2021年08月13日